アジア連帯経済フォーラム
 2009事務局
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 アジア太平洋資料センター気付
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 FAX.03-5209-3453
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 2007年10月17日〜20日、フィリピン・マニラにて開かれた「アジア連帯経済フォーラム」には、アジア各国から約100名、フィリピンから約600名が参加し、多様な経験の交流の場となりました。
 第2回目のアジア連帯経済フォーラムは、2009年11月、東京で開催されます。経済のグローバリゼーションが浸透し、貧困と格差が世界規模で拡大する現在。しかしそうした中でも、利潤を追求する強力な市場経済に与しない、多彩な営みが様々なレベルで模索・実践されています。労働者・農民・消費者などの協同組合、地域の自助組織による福祉や医療、地域通貨、NGO/NPO、フェアトレード、マイクロクレジット──私たちの身近にも存在する、これらの草の根の経済活動の総体が「連帯経済」です。
 アジア各地の実践者・研究者が、日本で出会う場。それがアジア連帯経済フォーラムです。日時・会場も決定し、フォーラム実行委員会では皆様のご参加・ご協力をさらに広げていきたいと願っています。ぜひ、ご参加ください!

連帯経済アジアフォーラムの概要
●日程:2009年11月7日〜10日(4日間)
●会場:国連大学、青山学院大学など
※会場の地図はこちら
●主催:アジア連帯経済フォーラム実行委員会
●後援・協力:Charles Leopold Mayer Foundation (FPH)
CSR-SME(Asian Coalition for Socially-Responsible Small Medium Enterprises)

参加者の概要
【海外参加者】 約15カ国・50-60名
○アジア太平洋地域:日本、韓国、ネパール、インド、バングラデシュ、タイ、中国、スリランカ、東ティモール、カンボジア、インドネシア、マレーシア、ベトナム、ニュージーランド、オーストラリア
○ヨーロッパ・北米:オランダ、フランス、イタリア、米国、カナダ
○中南米:ブラジル
○アフリカ:ガーナ、南アフリカ
※アジア以外の参加者は、ヨーロッパからCharles Leopold Mayer Foundation (FPH)、北米からは連帯経済ネットワーク“RIPESS”など連帯経済ネットワークの推進者。


アジア連帯経済フォーラム2009にはアジア各国から連帯経済の実践者・研究者が参加します


会場の国連大学


国連大学前ではフェアトレードや産直野菜、参加団体の展示を行なう「連帯経済マーケット」を開催します。※写真はイメージです

★参加お申込み受付中!
お申込みはこちらから
  プログラム(予定)
日程時間内容会場
1日目
11/7
(土)
8:00-受付開始 
9:00-9:30オープニング・セッション
・開会の辞 北沢洋子(国際問題評論家)
・ビデオ・プレゼンテーション ピエール・カラメ(FPH財団)
国連大学
ウ・タント
国際会議場
9:30-11:00セッション 1
グローバルに広がる連帯経済

ラテンアメリカ:ダニエル・ティゲル (ブラジル連帯経済フォーラム事務局長)※予定
北米:ビンセント・ダゲナイス(カナダ・ケベック連帯経済グループ:GESQ)※予定
オーストラリア:ディビット・トンプソン(ジョブ・オーストラリア)
インド:チャンドラ・プラサート・カッチパティ(ネパール生産者団体"Sana Hastakara"/WFTO-ASIA)
EU:イボン・ポワリエ & マルティーヌ・テヴェニオ(連帯経済フォーラム ルクセンブルグ09)
11:00-11:15休憩 
11:15-12:45セッション 2
アジアにおける連帯経済―多様な実践をつなぐために

フィリピン:ベン・キノネス(アジア連帯経済フォラーム2007/CSRSME Asia)
マレーシア:デニソン・ジャヤスーリア(バイナリー大学社会的企業センター戦略的計画委員会委員長)
韓国:ジャン・ウォンボン(社会投資支援財団)
日本:西川潤(早稲田大学名誉教授)
インド:イラ・シャー(Self Employed Women's Association:SEWA)
国連大学
ウ・タント
国際会議場
12:45-13:45昼食 
13:45-14:30記念講演
グローバリゼーションと連帯経済

ヴァンダナ・シヴァ (環境活動家/エコフェミニスト)
国連大学
ウ・タント
国際会議場
14:30-16:00セッション 3
連帯経済を促進するための社会的金融

社会的金融と社会的経済  バーント・バルケンホル(ILO 社会的金融プログラムディレクター)
EUにおける社会的金融?多様なアクターの連携とネットワーク ビビアンヌ・ヴァンドミュールブルケ  (INAISE:International Association of Investors in the Social Economy)
マイクロファイナンスの役割  ミコル・ピステリ(Microfinance Information Exchange, Inc. :MIX)
日本における社会的責任金融  河口真理子(大和総研経営戦略研究部長)
16:00-16:10休憩 
16:10-17:30セッション 4
社会的企業の果たす役割

フィリピンにおける社会的責任ある中小企業の可能性 ベン・キノネス  (アジア連帯経済フォラーム2007/CSRSME Asia)
日本における社会的企業 ワーカーズ・コレクティブの実践から 藤木千草  (ワーカーズコレクティブネットワーク〈W.N.J〉事務局長)
社会的企業を支える中間支援組織の役割 イ・ウネ(韓国・ともに働く財団)※予定
日本の社会的企業の展開に向けて 大高研道(聖学院大学コミュニティ政策学科准教授)
国連大学
ウ・タント
国際会議場
18:00-19:30 レセプション(軽食・ドリンクあり)
※海外ゲスト・賛同団体/個人のみ。別途実費(2,000円)をいただきます。
国連大学
レセプションホール


日程時間内容会場
2日目
11/8
(日)
9:00-12:00分科会 ※ご希望の分科会にご参加いただけます。 
分科会A
社会的金融の可能性
――グローバル・ローカルでの取り組みの拡大に向けて

コーディネーター:水口 剛(高崎経済大学教授)
はじめに―社会的責任ある金融のこれからの広がり
 土谷和之(A SEED JAPAN理事)
社会的責任ある金融のグローバルなネットワーク
 ビビアンヌ・ヴァンドミュールブルケ  (INAISE:International Association of Investors in the Social Economy)
アジアレベルの社会的金融メカニズム
 テス・ピラピル(Oikocredit Southeast Asia)
日本発の途上国向け社会的投資のしくみ 功能聡子(ARUN代表)
貧困者の仕事づくりと社会的企業を推進する「社会連帯銀行」
 パク・ムンボン(韓国社会連帯銀行 本部長)
日本のNPOバンクの取り組み
 向田映子(女性・市民コミュニティバンク代表)
青山学院大学総研ビル
分科会B
フェアトレードの拡大と深化

コーディネーター:渡辺龍也(東京経済大学教授)
ヨーロッパのフェアトレードの発展の歴史と現状
―WFTO(連帯型)とFLO(認証型)の特徴と課題
ルディ・ダルバイ(CTM Altromercato/元WFTO代表)
生産者から見た南北連帯としてのフェアトレード:その意義と課題
  チャンドラ・プラサッド・カッチパティ(ネパール生産者団体"Sana Hastakara"代表/WFTO-Asia代表)
日本とアジアの民衆交易―生産者組合と消費者生協の連帯
上田誠(潟Iルター・トレード・ジャパン〈ATJ〉社 専務取締役)
商品開発と消費者啓発:連帯の強化に向けて
小野倫子(ピープル・ツリー広報マネージャー)
青山学院大学総研ビル
分科会C
「いのち」のセーフティネットを地域で創る
―福祉・介護・医療の現場から

コーディネーター:北嶋信雅(日本生活協同組合連合会医療部会/アジア・太平洋地域保健協同組合協議会 事務局長)
インドにおける貧困者への小規模保険(マイクロインシュアランス)
※スピーカー調整中(インド・イエジャシフィーニ)
高齢者大国・中国の選択とは?―福祉・医療の実態と課題
沈潔(浦和大学総合福祉学部教員)
韓国:地域通貨と医療サービス提供/貧困者へのケア
キム・ソンフン(韓国タンポポ医療生協)
地域で行なう小規模な事業とセーフティネット
香丸眞理子(特定非営利活動法人 アビリティクラブたすけあい前理事長)
山形県での介護・医療の地域ネットワーク
松本弘道(山形県庄内医療生協専務)
青山学院大学総研ビル
分科会D
食と農の循環による地域の小さな経済づくり

コーディネーター:大江正章(コモンズ代表/アジア太平洋資料センター理事)
地域のチカラ―食と農を結び、人とまちを元気に 大江正章(コモンズ代表/アジア太平洋資料センター理事)
タイ:農村を軸とした地域循環型まちづくり
 バムルン・カヨター(タイ「貧民連合」相談役)
韓国:持続的な農を可能にするための運動と政策
 権寧勤(韓国農漁村社会研究会所長)
インドネシア:農村における小さな事業と女性の力
 イラワティ  (Bina Swadaya:Self Reliance Development Foundation)
◎コメンテーター:篠原孝(衆議院議員)
青山学院大学総研ビル
分科会E
国際連帯税―グローバル経済の規制と富の再分配

コーディネーター:上村雄彦(横浜市立大学准教授)
マネー資本主義をどう規制するか
 西川潤(早稲田大学名誉教授)
経済危機への対抗と国際金融改革
 高桂鉉(韓国・経済正義実践市民連合〈CCEJ〉政策室長)
金融規制、富の再分配とグローバルガバナンス
 諸富徹(京都大学准教授)
国際連帯税実現に向けた世界、アジア、日本における取り組み
 上村雄彦(横浜市立大学准教授)
パネルディスカッション
上記スピーカーに加え、井ノ口登(自治労国際担当)、小林満由美(世界連邦運動協会事務局/国際連帯税を推進する市民の会共同代表)
青山学院大学総研ビル
12:00-13:15昼食 
13:15-15:00セッション 5
連帯経済の達成をはかる指標と評価
―社会的パフォーマンス・マネジメント(SPM)

ベン・キノネス(アジア連帯経済フォラーム2007/CSRSME Asia)
ローラ・フース(Social Performance Task Force 国際コーディネーター)
東京ウィメンズ・プラザ
ホール
15:00-16:00セッション 6
「アジア連帯経済フォーラム2009 コンセンサス文書」提起

16:00-17:00クロージング・セッション
19:00-21:00 アジア連帯経済アライアンス会議(招待者のみ)

赤坂マロウド・イン 会議室


【11月9日(月)〜10日(火)】
オプショナルツアー 日本の連帯経済の現場を訪ねる
海外からのゲストとともに、日本における連帯経済の実践現場をたずねます。身近にある取り組みを改めて発見できる楽しい旅です。ぜひご参加下さい。(要予約)
日程内容
11/9-10
1泊2日
ツアー1
 有機農業と地域づくり〜霜里農場を訪ねる〜(埼玉県小川町)
1971年以来、日本の草分け的存在として有機農業を実践し、“農”を 通して人とひとがつながる経済−連帯経済−を築いてきた農場を 見学します。一軒の農家から始まった取り組みは、地元農家や地場 産業との提携へと広がり「有機農業の里・小川町」として知られる ようになりました。農場主の金子美登さんのお話を聞き、つくり酒 屋と豆腐工房など地場産業も訪ねます。

日時:11/9(月)〜10(火)1泊2日
参加費:13,000円(予定)※食費・宿泊・現地での移動費込
11/9
日帰り
ツアー2
 地域で小さな仕事をつくる〜社会的企業の現場〜(神奈川県横浜市)
神奈川県横浜市で、定年退職後の男性たちが集まり始めた社会貢 献のための起業や、女性たちによるワーカーズ・コレクティブ事 業などの現場を訪問します。社会的企業のあり方や運営上のむず かしさ、多様な人びとのかかわりによって生まれる新たな運動や 人間関係など・・現場の方からの生の声を聞くことで、わたした ち自身の地域と仕事を見つめなおしてみませんか?

日時:11/9日(月)10:00-16:00(予定)
参加費:2500円 ※昼食代込
企画協力:特定非営利活動法人 WE21ジャパン
共催:日本希望製作所
11/9
日帰り
ツアー3
 草の根の社会的金融とセーフティネットづくり(神奈川県厚木市)
高齢者福祉・リサイクル・子育て・家事支援・多文化共生・移 動サービス…厚木には市民が自ら生み出した「自分たちの暮ら しに必要なサービス」の輪が広がっています。市民が知恵とお金 を出し合ってつくってきた様々な市民事業の現場を巡りながら、地域のなかでまわる資金、草の根の”社会的金融”の実践を学びます。

日時:11/9(月)10:00-15:00
参加費:2500円 ※昼食代込
企画協力:ヒューマンサポートネットワーク厚木
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